実際に見せていただくのが一番早いのですが、やはりユーザー様にとって、見ず知らずの業者に入られるのは抵抗があるのも分かります。弊社は常に八王子市内を回っている配達便がありますので、近辺の方でしたら、その日の内にお立ち寄りして、気軽に見積りできますよ、とお伝えしていますが、「…それならいいわ」とおっしゃる方も多いのも事実です。なので、冒頭に申し上げた概算金額をお問い合わせ時になるべくお答えするようにしています。こちらが積極的になり過ぎてしまうと、お客様は後ずさりしてしまいます。まずは、お客様が何に困っていて何を知りたいのか、その要望を丁寧に汲み取っていくのが大事だと思っています。

---　ご紹介やリピーターのお客様というのはいらっしゃいますか？

ありがたいことに、結構いただいております。以前、いくつかの会社に依頼しても「できない」と言われてしまい弊社に問い合わせをくださったお客様がいらっしゃいました。お勝手口が悪くなってきているので、できればドアの部分だけ交換できないかという内容です。扉の付け替えならすぐですし、我々も住宅資材のプロですから得意分野です。正確な寸法を採寸し、設計して、御見積をご提出したところ、工事のご契約をいただきました。お勝手口の下部分が劣化していたのでキレイなクロスの勝手口にさせていただいた事など工事内容を大変気に入ってくださり、実は窓にも困っていたので替えてもらえませんか？というリピートのご注文をいただきました。また、その方からの口コミで斜め向かいのお宅からも窓の相談やトイレのリフォームのご注文をいただいたり、またその斜め向かいのお宅からも…と。大変うれしいことです。

窓・サッシに限定されない、住まいトータルのご提案を　工務店さんと共に

今、地元の工務店さんや大工さんが街の人たちと接点をもつ機会がどんどん少なくなってきていると感じています。住まいは長年住んでいると必ずメンテナンスが必要になってきます。でも、何か困りごとができた時に、ユーザー様はどこに相談していいか分からない。弊社がユーザー様のお困りごとを受けた時に、「実は（住まい）のこんなところも気になっていて」「あそこも・・・」というご相談をいただくことがあります。そうすると全てを弊社で対応できない部分もでてきます。そんな時は、弊社では対応できません、とお答えするのではなく、地元の工務店様をご紹介させていただくようにしています。そうすることで、接点のなくなっていた工務店さんとユーザー様の繋がりも復活しますし、ユーザー様にとっても住まいのお困りの解決に繋がるかもしれません。我々は住宅資材を扱い、得意分野も持っていますが、そうでない部分を共に補っていける関係を常日頃、地元の工務店さん達と築いていけるよう努力しています。そういうネットワークを大切にすることが、地元の方々にとっても住まいのことで困ったらあそこに聞けばいいのね、という安心感に繋がっていくのではないでしょうか。