マンションの歴史一覧へもどる
ここではマンションの歴史について紹介しています。
西暦 | マンションのできごと | 日本のできごと |
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1953年 | 日本初公共高層マンション | 10円硬貨発行 |
1963年 | 第1次マンションブーム | 「鉄腕アトム」放送開始 |
1968年 | 第2次マンションブーム | 小笠原諸島日本に復帰 |
1972年 | 第3次マンションブーム | 札幌冬季オリンピック |
1977年 | 第4次マンションブーム | カラオケ大流行 |
1986年 | 第5次マンションブーム | シートベルト着用義務化 |
1994年 | 第6次マンションブーム | PlayStation発売 |
コンクリート住宅の歴史
・1916年、日本初のコンクリート住宅が長崎県の端島に建設される。
・別名は、「軍艦島」といわれる。
マンション豆知識~その1~
・日本の共同住宅の歴史は80年以上。
・居住水準を向上のため、様々な努力や工夫が積み重ねられ現在に至る。
1925~41年
・「関東大震災」復興支援ために設立された「同潤会」が、被災者のため12000戸の住宅を建設。
1945年
・戦後復興と国民の供給住宅が始まる。
1953年
・初の公共高層マンション、都営宮益坂アパートが建設される。
マンション豆知識~その2~
・高層マンションと呼ばれる基準は、【6階以上】のマンション。
・6階以上のマンションにはエレベータの設置が必要。
・そのため集合住宅や雑居ビルは意図的に5階建てまでにする場合が多い。
1963~64年
「第1次マンションブーム」(オリンピック景気、区分所有法の制定)
【オリンピック景気】
・1964年に東京オリンピック開催、マンション開発が進む。
・住宅都市整備公団(現:UR都市機構)により、団地型のマンションを多く供給。
【区分所有法の制定】
・1962年「建物の区分所有等に関する法律」が制定。
・マンションの法的位置づけが明確になる。
・高額所得者が銀行から融資を受けられるようになる。
・住宅ローンを利用した購入が可能となる。
1968~69年
第2次マンションブーム(都心高級物件供給、マンション大衆化路線販売)
【マンション大衆化路線販売】
・3年間の住宅ローン付きのマンションが供給され始めた。
・住宅ローン付きの分譲は好評だった。
1972~73年
第3次マンションブーム(日本列島改造論・住宅金融公庫分譲マンション・郊外型供給とサラリーマン所得増加)
【住宅金融公庫の融資制度】
・新築マンション平均価格が1973年に初めて1,000万円を超える。
・1973年、全国の分譲戸数が15万戸を超えるブームとなる。
・この時期の代表的なマンションは“多摩ニュータウン”エリアでの物件。
1977~79年
第4次マンションブーム(神奈川・千葉・埼玉方面供給活性化、オートロック導入)
【東京隣接エリアの供給拡大】
・東京への通勤圏として東京都隣接エリアでのマンション供給が盛んに。
・公園・コミュニティ設備・緑地の設置などが行なわれ、生活の余暇部分に配慮。
・オートロックの導入、居住者の保護、居住者と非居住者が区別される。
1986~89年
第5次マンションブーム(1981年建築基準法に新耐震設計法、住宅・都市整備公団発足、超高額・投資用物件供給増)
【バブル景気による販売増】
・バブルにより地価が高騰、都心では10億円以上の超高額物件が供給される。
・一方、一次取得者向けのファミリーマンションは郊外に展開。
・マンションスペックでは「バブル仕様」といわれる高性能化が進んだ。
1994~2002年
第6次マンションブーム(バブル崩壊、地価下落、都心回帰現象、大規模化、超高層化、高機能・高付加価値・高安全化)
【地価下落と高機能化】
・地価が下り、東京都内に戻る「都心回帰現象」が発生。
・交通利便性の良いエリアに低価格でマンションが分譲される。
・マンションは住宅として、目覚しい進歩を遂げた。
マンションの歴史について、いかがだったでしょうか。
歴史を知った上で、次はマンションの構造について理解を深める必要があります。
マンションとはただのコンクリート建造物?
マンションに住むメリットとは?
歴史と一緒に構造を理解し、マンションについてもっと知っていきましょう。