マンションの玄関ドア、大規模改修しませんか【後編】一覧へもどる
今回は玄関ドアの大規模改修、後編です!
前回は玄関ドア改修の最大の変化、見た目についてご紹介致しました。
今回はオプションなどで追加できる扉の機能についてご紹介いたします。
3. 玄関ドアの機能いろいろ
★防犯性能をプラス!
1.2ロック式
1つの鍵でドアの2ヶ所を施解錠する1キー2ロックのドアもございます。
ピッキングに手間と時間がかかるので、
侵入を敬遠させる効果があります。
2.鍵が見えない錠前
鍵穴を見せないデザインの錠前があるので、
ピッキングを抑制できます。
★断熱防音型
夏涼しく、冬暖かい快適な住まいを作るためには、
窓と同じく熱の出入り口である玄関ドアの断熱性、気密性の向上が重要です。
最近では断熱機能を備えた玄関ドアもあります。
★通風
玄関に採風ドアを取り入れると、風の通り道を作り、
涼しい風を取り入れることができます。
梅雨の時期などに風通しが悪いとカビや臭いの発生の原因となることがあります。
しかし採風玄関ドアにリフォームすることで
ジメジメした空気を追い払ってくれます。
また、採風ドアは鍵をかけたまま涼しい風を採り入れることができるので
防犯面でも安心です。
★玄関ドアで災害対策!
災害時に玄関ドアが開かず、二次災害に巻き込まれてしまうという被害もあります。
地震の時に玄関ドアが開かなくなる理由は、
建物の揺れによりドアやドア枠が変形してしまうからです。
玄関ドアの地震への対策として、対震丁番と耐震枠がございます。
1.対震丁番
部品内部に圧縮スプリングが入っています。
このスプリングがドアの歪みを吸収するので、
災害時でも少ない力で扉を開けることができます。
2.対震枠
地震により扉がずれたり、枠が局部的に潰れても開閉ができるよう、
扉と枠の間に空間を確保しているので、
災害時でも少ない力で扉を開けることができます。
★まめ知識★ 耐震と対震
耐震(措置)とは、建物などがかなり強度の地震に耐え、壊れたり傷んだりしないこと、主要な構造体そのものの強度や靭性を向上させることを指します。
対震は、地震に対応することを指します。ですので、対震枠や対震丁番などは”対”震という字になるのですね。
お家のお顔である玄関ドアが綺麗になり、
機能性もアップできるなんて一石二鳥ですね。
管理組合で検討してみてはいかがでしょうか?