サッシを外さず一新!カバー工法の工事現場に行ってきました!一覧へもどる
マンションで行われたカバー工法の工事現場に突撃取材してきました。
こちらのマンションでカバー工法を採用した経緯
築30年の集合住宅で、結露もしないくらい窓の性能が落ちていました。
冬の寒さをなんとかしたいと思い、改修工事を行いました。(住民の方)
1.カバー工法工事の流れ
カバー工法とは既存の枠の上から新しい枠を取り付ける工法です。
騒音やほこりの発生が少なく、壁や床を工事することなく取替が可能な工事です。
1.今ついているガラス障子の取り外し
今回カバー工法を行う窓は引違い+FIXガラスの組み合わせです。
引違いのガラス障子は手で外すことができますが、
FIXガラスは工具を使用して取り外します。
2.専用補強枠の取り付け
今ついているサッシ枠の上にビスで補強枠を取り付けます。
補強枠とは新しいサッシ枠をピッタリ納めるために必要な部材です。
3.新しい枠の取り付け
補強枠の上から新しいサッシ枠を取り付けます。
今回の製品はあらかじめサッシ枠の四方を組んでおき、そのまま取り付けていました。
このサッシ枠は大きいので二人がかりでビスを使用して取り付けます。
4.新しいガラス障子の取り付け
枠の歪み調整が終わったら、引違いのガラス障子を取り付け、
FIX部分にガラスを入れ込みます。
5.コーキング施工
継ぎ目・すきまに合成樹脂または合成ゴム製の材料を注入します。
(性質上、乾くまでに多少の時間がかかります。)
*カバー工法 豆知識*
A.方立(ほうだて)の処理
今ついている方立はセーバーソーで切りとります。
B.枠の歪みへの対処
新しい枠を仮取めした後、
水平を計るレーザーで確認しながら専用のスペーサーで調整を行います。
C.FIXガラスの外し方・入れ方
FIXガラスを外す時は、サッシごとではなくガラスのみ取り外します。
新しいサッシ枠の取り付けが終わった後、新しいガラスを入れ込みます。
2.カバー工法で気になるポイント
「工事の音」・・・サッシ外枠にビスを打つときに音がしましたが、騒音の発生が極力抑えられるように工事を進めていました。方立の処理の際、アルミを削るため少し大きな音がします。
「工事範囲」・・・カバー工法は部屋の内側から工事を行うため、窓周り約50cmの範囲には物を置かないようにします。今回は事前に準備されていたので、スムーズに工事が始まりました。
「工事時間」・・・工事は、一住戸あたり一日が目安です。大がかりな工事は必要ないため、一日で終わります。
3.リポーターの一言
「カバー工法で窓ごとキレイになり、家族も喜んでいます。窓まわりのヒヤッと感がなくなり、冬の朝の寒さが変わりました。」と素敵な笑顔で住民の方は感想を伝えてくれました。みなさんもキレイになり、効果も高まる窓リフォームで生活を変えてみてはいかがですか?