ガラスは何からできている?原料と製造工程一覧へもどる
普段、何気なく目にしている窓ガラス。このガラスが何を原料として作られているか知っていますか?
今回は、ガラスの原料とその製造工程をご紹介します。
ガラスの原料
じつは、ガラスの主な原料は「珪砂(けいしゃ)」と呼ばれる砂で、公園の砂場や浜辺にあるあの砂と同じ成分です。
この珪砂をドロドロに溶かすることでガラスがつくられますが、珪砂を溶かすには1700℃以上の高温が必要になります。
そこで、溶ける温度を下げる「ソーダ灰(ばい)」を加え、さらに水に溶けないガラスにするため「石灰」を加えています。
ソーダ灰や石灰も、砂や岩と同じ成分です。
「珪砂」「ソーダ灰」「石灰」を混ぜて溶かしたものを板状にし、ゆっくりと冷やすことで透明のガラスが出来上がります。
窓ガラスの製造工程
一般的な無色透明で表面が平滑な板ガラスは、「フロート法」という方法で製造します。
フロート法とは、溶かしたガラスの原料を、ガラスより重たい溶けた金属(スズ)の上に浮かべて板状に伸ばしていく方法です。
約1600℃まで加熱して溶かした原料を、溶かした金属が敷かれている炉(フロートバス)に流し込むと、ガラスは金属の上に浮かびながら広がって板状になります。そのまま徐冷窯でゆっくり冷やしていくことで、板ガラスが完成します。
完成した平滑なガラスを「フロート板ガラス」といいます。
ちなみに、製造工程で出た不用なガラスは、粉々にして再びガラスの原料として利用します。
ガラスは製造の工程でも無駄がなく、環境にやさしい物質なんですね。
多くのガラスがフロートガラスの進化系
ガラスの原料と製造方法についてご紹介しました。
現在窓ガラスは、断熱や防犯など様々な性能をもった機能ガラスがたくさんあります。
それらの機能ガラスの多くが、フロート板ガラスを加工して製造されています。
街やお家の中で窓を見かけた際は、ぜひガラスに注目してみてください。
また、窓ガラスは断熱や防犯などの目的に合わせて交換することも可能です。
割れていなくても、欲しい機能や生活スタイルに合わせてガラスだけ交換する人はたくさんいらっしゃいます!
ガラスだけを交換した窓リフォーム工事の事例も、是非ご覧ください。
窓ガラスの種類と選び方
ガラスの交換の施工事例
エリア:東京都
製品:ガラス交換
施工店:北澤硝子店
エリア:千葉県
製品:ガラス交換
施工店:株式会社 総和